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鴻池運輸・ZMP、空港制限区域の自動走行実証へ
スタッフの空港内移動をZMP自動運転車両で
鴻池運輸とZMPは、航空局が公募した空港制限区域内の自動走行に係る実証実験の実証実験実施者に、共同で選定されたことを発表した。
実証実験では、成田空港において、地上支援業務の一部を請け負っているKONOIKEグループの日本空港サービス(JASCO)の作業スタッフの空港内移動を、ZMPが提供する自動運転実験車両で実施し、空港制限区域内という一般道路とは異なるルールが適用される環境下で、自動運転技術実装に向けた検証および課題の抽出を行う。
鴻池運輸によれば、同社のグループでは1994年の関西空港開港時から空港内の地上支援業務の請負サービス事業に進出してサービスの対象領域と拠点を拡大。関西空港をはじめ成田、羽田、伊丹、福岡、神戸など日本の主要空港の多くで様々な業務を受託しているとのこと。しかし近年の訪日旅客の急激な増加や、東京五輪を控えてのさらなる訪日旅客数の拡大に対応するための労働力不足があらゆる空港での喫緊の課題となっており、地上支援業務のさらなる省力化と効率化が求められるようになっていたという。