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2018.09.28

ウイングトラベル

観光型MaaS構築でJR東日本と東急が連携

来年伊豆で実証実験、地方観光の二次交通問題解決へ

 東日本旅客鉄道(JR東日本)と東京急行電鉄(東急)は東日本地区の地方観光拠点における観光利便性を高めることを狙い「2次交通統合型サービス(観光型MaaS)」の構築に乗り出す。国内外の観光客が駅や空港からの二次交通をスマートフォンなどで検索・予約・決済し、目的地までシームレスに移動できる仕組みを導入する。来年春に実施する「静岡デスティネーションキャンペーン」開催時に伊豆エリアで実証実験を行う。また、実証実験の展開にあたってはジェイアール東日本企画と楽天が協働する。
 MaaSは「Mobility as a Service」の略で公共交通を中心とした街作りや暮らし方を政府主導で進めている欧州で構築が進んでいる仕組み。日本国内でも地方観光拠点において二次交通の担い手が減少し、観光客と地域住民に向けた移動サービスの質的維持が難しくなっているという背景から、関心が高まっている。