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2018.09.28

ウイングトラベル

台中・谷関温泉に「星のや」開業を正式発表

星野リゾート、台湾の他の温泉地への展開意欲

 星野リゾートは、台湾の台中市郊外の谷関温泉(グーグァン/Guguan)に、「星のやグーグァン」を2019年初夏に開業すると正式発表した。開業は来年6〜7月を予定している。星野リゾートの海外進出は3軒目、「星のや」ブランドではバリ島ウブドに次いで2軒目。また、台湾には谷関温泉に限らず、各地に温泉地があり、「開発会社に声をかけて頂ければ、積極的に出て行きたい。グーグァンが開業するので、業績を見て、他からも声をかけて頂けるのかが決まるのではないか」(星野佳路代表)として、「星のやグーグァン」を足がかりに、台湾でのさらなる温泉リゾート展開にも意欲を示した。

 

 “各部屋に大浴場”コンセプトにメゾネット客室
 階段上がると半露天風呂、全室掛け流し

 

 星野代表は、「最大の特徴は湯量」とし、谷関温泉の湯量の豊富さを挙げた。「どうしても日本だと源泉がどれぐらい得られるのか」が課題になるが、「一番贅沢な温泉の使い方が源泉掛け流し。(谷関温泉には)全室に掛け流しができるだけの湯量がある。さらに大浴場を作るだけの湯量もある」として、日本の温泉地でもなかなか得られないほどの豊富な湯量がある点を強調した。
 そこで、コンセプトして、「各部屋に日本の温泉大浴場があれば素晴らしいというところからスタートし、部屋をメゾネットタイプにした。自分の部屋から階段を上がっていくと、全く違った温泉空間に辿り着く」として、日本でも類を見ないメゾネットタイプの半露天風呂付きの温泉リゾートが谷関温泉で実現すると説明した。
 「星のやグーグァン」の客室数は50室。全室半露天風呂付き、温泉フロア付き。パブリック施設は、大浴場、プール、スパ、メインダイニング、テラス。宿泊料金は1泊1室5万円〜8万円を予定している。

 

※写真=「星のやグーグァン」の客室からは美しい景色が堪能できる