WING
最新装備と日米連携の要たる北の拠点三沢基地

日々の訓練を繰り返し、平時の運用体制確保
航空自衛隊三沢基地は、北部防空の要であり、最新装備品を運用する基盤となる重要な拠点である。米空軍と共同の基地でもあり、日米共同の観点でも特別な基地だといえよう。
地理的な環境を見ても極東ロシアに近接し、北の脅威に十分に備えてきた。所在する第3航空団は最新鋭のF-35A戦闘機を運用する第301飛行隊および第302飛行隊を隷下とする部隊。現在は部隊の早期戦力化に向けて練成を重ねているところ。
第3航空団司令兼ねて三沢基地司令を務める久保田隆裕空将補は、2021年4月にF-35Aの操縦資格を取得し、現場主義に徹底する。最新鋭の装備と日米の最前線である三沢基地と第3航空団の現状について、久保田司令に聞いた。
※この記事の概要
・対露最前線の三沢基地
・F35錬成、B型導入やグローバルホークなど新たなアセット配備
・米軍駐留する三沢基地、日米交流の大切さ など