WING
IATA、EUのU/Lルール復活は時期尚早
人手不足問題で欠航便多数、旅客混乱に拍車を懸念
国際航空運送協会(IATA)は7月13日(ジュネーブ現地時間)、今冬スケジュールにおいて、EUの発着枠使用ルール(U/Lルール)をパンデミック前に戻すことは、旅客に混乱をもたらす危険性があると懸念を表明した。
欧州委員会はこのほど、航空会社各社に対しU/Lルールの適用を再開する意向を通知した。このU/Lルールとは、混雑空港の貴重な発着枠を有効活用する観点から、航空会社に配分された発着枠の使用率が80%を下回る場合、翌年同時期同時間帯の発着枠の優先配分権(ヒストリック)を失うというもの。
※この記事の概要
・コロナから急回復すすむ欧州の空が直面した課題
・IATAは冬スケジュールへの影響も懸念
・欧州の今夏のスロット使用率は など