★JATA、海外旅行再開プロジェクト開始

　全国8カ所で街頭活動、消費者へ気運醸成

　日本旅行業協会（JATA）は海外旅行需要の本格的な復活に向けたプロモーション活動「JATA海外旅行再開プロジェクト」をスタートした。そのキックオフイベントとして7月15日に東京を始め、全国8カ所で街頭サンプリング活動を実施した。街頭活動では一部の地域では配布物が早々になくなるなど、消費者が早期の海外旅行実施を望んでいることを反映する動きが見られた。東京のサンプリング活動会場で取材に応じたJATAの高橋広行会長は「コロナ禍で消費者は海外旅行から長く離れており、配布物を受け取る消費者の海外旅行への関心のまなざしを感じ取ることができた」と一定の手応えを感じる一方で「海外旅行の販売促進を図る上で制限がかかっている状況が続いていては、自立再生の道に踏み出すことができない」と述べ、入国前のPCR検査や1日2万人に設定されている入国者制限の早期撤廃を改めて強力に訴えた。

　入国者制限の早期撤廃、真剣に検討を
　JATA高橋会長「自立再生の道に不可欠」