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米空軍オスプレイ、1日横田飛行場へ正式配備
まずは5機配備、数年間で10機まで拡大
在日米空軍は10月1日、横田飛行場へCV-22オスプレイ5機を配備した。これは今年8月から計画されていた配備。防衛省では、米軍のCV-22飛行運用に当たり、安全確保の徹底はもちろん、周辺住民の生活に対して最大限配慮されることが大前提だとして、米側へ安全確保や情報提供など申し入れを行ってきたところだ。
米側は今年4月3日に横田飛行場へのCV-22配備計画を発表して、今年夏ごろに5機を配備し、数年間のうちに段階的に合計10機まで配備を進め、人員約450名を配備する計画を示した。夏ごろとしていた計画が、このほど10月1日へずれ込んだかたちだ。また同計画では、安全保障の訓練のため横田飛行場へ一時的な立ち寄りを行うとしていて、4月5日には横浜・ノースドックに陸揚げされた5機のCV-22が相次いで飛行場へ着陸。以降、飛行する様子が近隣から確認されていた。
防衛省ではこのたびのCV-22横田飛行場配備について、日本周辺の安全保障環境が一層厳しさを増す中、米国のアジア太平洋地域への即応態勢整備の観点から、日米同盟の抑止力・対処力を向上させ、日本の防衛およびアジア太平洋地域の安定に貢献すると、前向きな姿勢を示している。