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JAXA、極超音速燃焼飛行試験に成功、解析ツール構築へ
スクラムジェット搭載飛翔体の開発コスト等低減に寄与
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月24日、防衛装備庁の安全保障技術推進制度で採択された委託研究「極超音速飛行に向けた流体・燃焼の基盤的研究」の一環として、観測ロケット「S-520-RD1」を使った打上げ試験に成功したことを明らかにした。ロケットの打上げは、内之浦宇宙観測所で行われた。
「S-520-RD1」は24日午前5時に打上げられており、発射上下角78度、打ち上げ後206秒後には、最高到達高度168㎞に達した。その後、ロケットは内之浦東海上に着水した。着水は打ち上げ後、412秒後のことだった。
※この記事の概要
・打上げ試験の狙いは?
・試験で取得したデータの活用方法
・試験に投入した観測ロケットの構成 など