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石井国交相留任、観光振興やIR準備作業に意欲
災害時のインフラ機能確保へ、3年間集中対策
第4次安倍改造内閣が10月2日に発足し、国土交通大臣に留任した石井啓一氏はコメントを出し、「引き続き、全力を挙げて国土交通行政の様々な課題に取り組んでまいりたい」と所信表明した。
国土交通行政は幅広い分野にわたっており、「いずれも重要な政策課題」としつつも、「まずは、国民の安全・安心の確保が極めて重要」として、西日本豪雨、北海道胆振東部地震、台風第21号等の復興支援に全力で取り組む。とくに、災害時の重要インフラの機能確保について、「ソフト・ハードの両面からの緊急点検に着手している」として、3年間に集中して防災・減災対策に取り組む方針を示した。
観光戦略については、「観光は我が国の成長戦略、地方創生の柱であるため、相次ぐ災害による風評被害対策や非常時の外国人旅行者の安全・安心の確保に取り組むとともに、観光資源の魅力向上、観光産業の基幹産業化、ストレスフリーな受入環境整備などを政府一丸となって着実に実施し、2020年訪日外国人旅行者数4000万人の目標達成に向けて取り組む」と改めて決意を表明。
さらに、「IR担当大臣としては、IRの整備に当たって、依存症などの弊害防止対策に万全を期しながら、できる限り早期にその効果を発現させるため、所要の準備作業を速やかに進める」方針。