ウイングトラベル
★台湾の観光再開、「早ければ9月」に期待
台湾観光局の張局長、「我々は準備ができている」
日台観光促進協会はコロナ禍明けで初となる理事訪台団を台湾に派遣したが、台湾交通部観光局の張錫聡局長は本紙インタビューに対し、「不確定ではあるが、観光の再開は早ければ早いほどいいことはわかっている。早ければ9月、難しければ10-12月に台湾観光が再開されることを期待している」との見通しを明らかにした。その際、「双方向が大事」だとして、観光再開時には台湾への訪台旅行、日本への訪日旅行が双方向で再開される見通しを示した。観光再開の最終判断を下すのは中央感染症指揮センター(CDC)だとし、「CDCとは毎日協議している」として、観光再開へ詰めの協議が進んでいることを示唆した。
台湾観光局では既に、ウィズコロナでの団体ツアーの出入国に関する受入ガイドライン案を作成済みで、衛生当局の認可待ちだとして、観光当局としては「我々は準備ができている」との認識を示した。また、張局長は、「まずは隔離がなくなり、次いでPCR検査が免除され、最後にビザも免除されることを段階的にやっていきたい」として、台湾観光を段階的に正常化させ、「一日も早くコロナ前の台日双方向交流700万人の往来を回復させたい」との見解を示した。
※写真=弊紙インタビューに応えた台湾交通部観光局の張錫聡局長
台湾、コロナ後初の海外からの観光視察団受入
観光再開へ期待高まる台湾、メディア連日報道
今回の訪台団は、日本の旅行業界としてコロナ禍明けに初めて台湾を現地視察に訪れたもの。日台観光促進協会の志村格会長(日本旅行業協会理事長)、田ヶ原聡理事長(ユナイテッドツアーズ社長)をはじめ各旅行会社から理事や担当者、キャリア、台湾観光局東京事務所の鄭憶萍所長をはじめ、総勢23名が参加した。参加者はチャイナエアラインとエバー航空に分かれ、現地でもグループごとにバス2台に分乗して視察を行った。
※写真=台湾側、日本側の関係者がリアルで2年半ぶりに意見交換を行い、多くの関係者が集まった
※写真=桃園空港に到着すると台湾交通部観光局の歓迎とともに台湾メディアが大挙して取材にきていた