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2018.10.04

ウイングトラベル

メキシコ観光大臣、「来年は10%成長」見込む

日本市場に大きな期待、メキシコの多様な魅力訴求

 ツーリズムEXPOジャパンの開催に合わせ、メキシコ政府よりエンリケ・デラマドリッド・コルデーロ観光大臣が来日、インタビューに答えた。昨年、メキシコへ訪れた日本人は11万5000人達し、前年比で20%プラスと大幅に増加。今年については、「引き続き成長すると見ており、前年比で10%以上の伸びを目指したい」と意欲を見せ、ダイビングや文化、歴史などの魅力を訴求、さらなるマーケット拡大に努める方針だ。
 コルデーロ観光大臣は、「昨年はANAの就航やアエロメヒコ航空のデイリー化で利便性が向上、搭乗率も良いと聞く。日本からメキシコだけでなく、メキシコから日本への観光需要も増えており、まだまだ伸びる余地は十分ある」と自信を見せた。
 メキシコ観光局では、マーケットの多様化を進めており、特にアジアは「今後の成長が大きく期待できるマーケット」との位置づけ。とりわけ日本は「重要なマーケット」として、強化マーケット10カ国のひとつとして、需要促進に力を入れる。10年前は最大のマーケットである米国が、外国人の訪問者数全体の70%を占めていたが、「現在は60%。さらにマーケットの多様化を進め、10年後には割合を50%にしていきたい」という。

 

 日本3都市でセミナー開催

 

 またメキシコ観光局は、ツーリズムEXPOジャパンに合わせて、広島と大阪、東京(開催順)でセミナーを開催した。冒頭、挨拶に立ったギジェルモ・エギアルテ駐日代表は「今年は日本・メキシコ外交関係130周年の記念すべき年にあたる。現在、日本とメキシコの間には、1日2便の直行便が飛ぶ。日本からラテンアメリカへ直行便が飛ぶのはメキシコだけ。これまでの遠いイメージや障害がなくなった」とアピールした。観光局では、引き続き中央高原にあるグアナファトやプエブラ、オアハカなどの「メキシコ銀の道」を訴求して行く考えだ。

 

※写真=(上)コルデーロ 観光大臣(下)ツーリズムEXPOジャパンでの様子。左からメキシコ観光局 ギジェルモ・エギアルテ 駐日代表、カルロス・アルマーダ 駐日メキシコ大使、コルデーロ 観光大臣、日本旅行業協会(JATA) 菊間潤吾 副会長