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2018.10.05

WING

ロッキード、ハリスを開発・供給者に選定

ロット15からのF-35向け次世代コンピュータで

 ロッキード・マーティンはこのほど、ハリス・コーポレーションをF-35向けの次世代統合コア・プロセッサ(ICP)の開発・供給者に選定したことを発表した。この新型プロセッサはロット15から採用予定で、F-35の「テクノロジー・リフレッシュ3」近代化計画のキーとなるコンポーネントであり、価格は現用より75%低減し、計算能力は25倍に増加するとしている。
 ロッキードはサプライチェーンの供給者選定競争を主導し、コスト低減と性能向上を図っている。
 F-35のICPはF-35の頭脳の役を果たしており、機体の通信、センサ、電子戦、誘導制御、コクピットとヘルメットの表示装置などのため、データを処理している。F-35が今後も進化し続ける脅威を上回って生き残るため、急速に進化する計算能力を活用することが必要であり、テクノロジー・リフレッシュ改修が行われる。