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2022.09.02

WING

双日、リース市場は単通路で回復も広胴機遅れ

 金利高・円安下でも一部投資家需要は堅調

 双日は航空機リース事業を展開しているが、同社の航空・船舶アセット事業部の赤星卓也部長は本紙の取材に対して、「ここ数カ月、リース機の需要は伸びている」とコメントし、パンデミックの影響から航空機リース市場の回復が進みつつあるとの認識を示した。
 「リースレートは明らかに上昇傾向にあって、その意味で単通路機を中心に回復してきていると捉えている」と分析。単通路機市場の回復がみられる一方、広胴機のリース市場については、その回復の遅れが顕著なようで、「一般的に言われているリース市場の回復見通しは、2024年度に単通路機市場がコロナ前の水準に戻るとされ、広胴機はそこからさらに1年くらい遅れるとされている」として、広胴機のリース市場の回復には、相当程度時間がかかるとの見解を示した。

※この記事の概要
・パーツアウト、コロナ影響で値崩れ、「回復傾向ももう1年辛抱」
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 実機やシミュレーター活用、訓練センターも視野
・ 海上保安庁、大型無人機導入へ秒読み
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