WING
フィールエア、EAST運航開始までに30億円資金調達
運航3~5年で上場、3年後には11~15億円の利益計上
日本国内初の地域航空フランチャイズの立上げ目指すフィールエアホールディングスの井出秀樹社長が本紙の取材に応じ、2024年春に運航開始を目指す「フィールエアEAST」(EAST)の運航開始に向けて、約30億円規模の資金調達を目指す考えを明らかにした。井出社長は「30億円あれば、安定的に運航することができるのではないか」と分析。調達資金を通じてまずは「フィールエアEAST」を軌道に乗せ、段階的に残りの4社の立上げ・成長へと繋げいく考えだ。
フィールエアホールディングスは2024年春に「EAST」の運航開始を目指し、その後「フィールエアWEST」(WEST、設立:23年12月、就航:2026年春)、「フィールエアCENTRAL」(CENTRAL、設立:24年12月、就航:27年春)、「フィールエアNORTH」(NORTH、設立:25年12月、就航28年春)、「フィールエアSOTUH」(SOUTH、設立:25年12月、就航:28年春)を運航開始する。まずは「EAST」の運航開始を目指すが、乗員や整備士の確保など、人的リソースの確保といった課題があるほか、どの航空会社の立上げもそうであろうように、最大の壁となるのはやはり資金調達の成否だ。
※この記事の概要
・資金調達の方法
・気になる運賃はどのように設定?
鉄道輸送に競争可能なモデルに
・EASTは成田拠点、小松に夜間駐機も
鳥取には乗員訓練施設など地方に貢献
・なぜ地域航空5社を立ち上げ? など