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2022.09.15

WING

双日、日本でeVTOL実装へBETA社とJV設立検討

 BETAに出資、乗員養成や整備施設設置も視野

 双日が米国のeVTOL開発メーカーであるBETA(ベータ)社と共同で、日本市場におけるeVTOL運航事業体制構築に向けた合弁会社(JV)の設立を検討に入った。双日は9月15日、BETA社に出資することを発表。2019年1月にペガサス・テック・ベンチャーズ(米国)と共同で設立したコーポレート・ベンチャーキャピタルを通じて、BETA社に出資する。双日によれば、ベータ社とのJVは来年、もしくは再来年頃には設立したい考え。
 双日としては、このJVを通じBETA社が開発を進めるeVTOL「ALIA-250」を導入する日本国内の顧客の運航を支援する方針で、乗員養成や整備施設の設置も視野に、運航事業の周辺領域事業の構築も目指す。
 BETA社の創業者兼最高経営責任者(CEO)は、元アイスホッケー選手のカイル・クラーク氏。2017年4月に同社を設立し、「ALIA-250」の開発を進めてきた。さらに機体開発に加え、eVTOL用の充電設備およびバーチポートの製造販売、乗員訓練設備などの提供も手掛けており、こうした充電設備やバーチポートの日本国内への展開も、JVを通じて図っていく構え。

※この記事の概要
・「ALIA-250」は移動の概念を変える可能性
 最大500km移動可能な空飛ぶクルマ
・ 空クル事業展開向け着々と準備進める双日 など