外国人観光案内所の非常用電源確保等を支援

観光庁、対象経費の2分の1補助、募集開始

　観光庁は、「災害時における非常用電源装置等の整備支援」の募集を開始した。これは、災害時の「JNTO認定外国人観光案内所」の業務継続能力の強化を支援するため、案内所が非常用電源装置を整備したり、複数の携帯電話が充電可能な機器などを整備するための費用について、2分の1以内で補助するもの。
　既報の通り、政府は去る9月28日、非常時の外国人旅行者向け対応の強化と集中的発信のために予備費から22億円を使用し、「いつでもどこでもつながる体制の確立」「災害発生時の鉄道における情報提供」「災害発生時の空港における情報提供」の3本柱で取り組む方針を決定しており、今回の事業もその一環。ただ、この事業では予備費は使わず、年度当初予算の「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業」（平成30年度予算額約96億円）から拠出する。