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2022.09.30

WING

ルフトバッフェ初飛来・共同訓練、新たな歴史的の幕開け

井筒空幕長「独空軍と地域の平和・安定に積極貢献」
 
 日本の空に初めてドイツ空軍機が飛来、共同訓練を実施するという新たな歴史が刻まれた翌日の9月29日、井筒俊司航空幕僚長とドイツ空軍のインゴ・ゲルハルツ総監が防衛省で記者会見に臨んだ。また、航空自衛隊の百里基地(茨城県小美玉市)において、飛来したドイツ空軍の「ユーロファイター2000」、「A400M」輸送機、そして「A330MRTT」空中給油機を報道陣に公開した。 
 当初日本を訪問する予定だった「A321」は諸事情により飛来しなかったが、日本を訪れた「ユーロファイター2000」3機、「A400M」1機、そして「A330MRTT」1機の計5機の“ルフトバッフェ”の機体が公開された。
 機体の報道公開に先立って行われた日独共同会見のなかで井筒空幕長は、ドイツ空軍の「ユーロファイター2000」の日本派遣など、日独防衛協力関係の新たな新章が開かれたことを歓迎。井筒空幕長とゲルハルツ総監は、昨年11月に開催されたドバイエアショー以降、すでに計4度もの対面会談を行うなど、互いに“友人”として親交を深めてきており、その結果、今回のドイツ空軍機の飛来へと繋がったかたちだ。
※この記事の概要
・井筒空幕長、ゲルハルツ総監の会見の中身
・ゲルハルツ総監、「空自はプロフェッショナル集団」
 NATO領空防衛と即応展開能力を同時証明
・日独共同訓練、「相互理解など深化」

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