記事検索はこちらで→
2018.10.10

ウイングトラベル

18年度上半期の宿泊業倒産36件、負債7割増

負債10億円以上が7件に、特別清算が増加

  東京商工リサーチ(TSR)がまとめた2018年度上半期(4〜9月)の宿泊業の倒産件数は36件(前年同期比10件減)に減ったが、負債総額は70.0%増の259億500万円と膨らんだ。負債額10億円以上の倒産が前年同期の4件から7件に増加し、全体の負債額を押し上げた。
 原因別では「販売不振」が19件と過半数を占め、「既往のシワ寄せ(赤字累積)」が11件で続いた。形態別では「破産」が19件で、前年同期より3割減った反面、「特別清算」は12件と2割増加した。「民事再生法」は3件だった。
 地区別では、中部が9件と最多、次いで東北8件、北陸2件など。