記事検索はこちらで→
2022.10.06

WING

三菱重工業、F-35のFACOは順調に推移

 更なる生産レート上昇可能、激変する安保環境に対応
 
 三菱重工業は航空自衛隊の最新鋭戦闘機「F-35A」の最終組立・検査施設(FACO)を担う。米国外でFACOが設置されているのは、日本とイタリアの2カ国のみだ。本紙の取材に応じた三菱重工業の守田昌史技師長(シニアフェロー)は、日本国内のFACOについて「非常に状態が良く、これまでスケジュールどおり、高い品質で機体を完成させている」と高く評価した。「生産効率を上げることによって、我々に対する構造部位の納入が多少ズレたとしても、その遅れを吸収することができる能力を有している」ことを明かした。