JAXA、イプシロン6号機の打上げ失敗

　宇宙航空研究開発機構（JAXA）は10月12日、「イプシロン」ロケット6号機の打ち上げに失敗した。
　同日9時50分43秒（日本標準時）、JAXAは内之浦宇宙空間観測所から革新的衛星技術実証3号機、「QPS-SAR-3」、「QPS-SAR-4」を搭載したイプシロンロケット6号機を打ち上げた。順調に飛行していたかに見えたものの、ロケットに異常が発生。9時57分11秒頃にロケットに指令破壊信号を送出した。
　JAXAによれば、2/3段分離可否判断の時点で目標姿勢からずれ、地球を周回する軌道に投入できないと判断し、指令破壊信号を送出したという。
　なお、JAXAは山川理事長を本部長とする対策本部を設置し、原因究明に当たっている。