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三菱重工業、構造Tier1事業でMRO進出検討
新事業掘り起こし、継続性ある「固締り」対策も
三菱重工業民間機セグメントの平野祐二副セグメント長(兼名古屋航空宇宙システム製作所長)が本紙の取材に応じて、「新しい事業の掘り起こしを図り、工場スペースの有効活用を進めていく」と話し、ボーイング機の新造機の構造製造から、事業の多角化を図る方針を明かした。
これはボーイング機の構造部位生産を中心とした構造Tier1事業の回復には引き続き時間を要するためで、具体的には、例えば今年度既に一部成果を上げることに成功した「MRO事業の取り組みを推進することができれば」と話すなど、既存のリソースを活かした新たな取り組みを模索する。
※この記事の概要
・すでに一部で新規事業案件も
・構造Tier1、23年以降に緩やかな回復
もはや一時凌ぎではない「固締り」に
・工場ラインの集約、設備売却などメス
・飛島の747生産終了、出荷も完了
Tier1事業で飛島活用は終了 など