記事検索はこちらで→
2018.10.11

ウイングトラベル

アメリカン航空、羽田米国線16便増加を希望

羽田増枠後も成田発着便の運航本数維持へ

 アメリカン航空(AAL)のアリソン・テイラー グローバルセールス担当上席副社長ら幹部が来日し、10月10日に都内でメディア各社とのラウンドテーブルを開催した。ラウンドテーブルの席上で2020年に予定されている羽田空港の国際線発着枠の増枠について「米国路線に16便、このうち米国側に8便の配分があるのではないかと期待している」との見解を示した。一方で羽田の発着枠獲得に伴う成田路線の取扱いについて
「アジアと米国を結ぶハブとしての役割が重要であり、減便する予定はない」と述べ、20年以降も羽田、成田の2空港を両立させていく考えを強調した。
 また、旅行会社との関係について、航空券流通の新規格であるNDC(ニュー・ディストリビューション・キャパシティー)の普及に向けて、インセンティブを用意する取り組みを展開するなど、新たな取り組みを推進していきより強固な関係を築いていく考えを示した。

 

 成田「アジアと米国をつなぐハブとして重要」
 JALとの共同事業「良好なパフォーマンス継続」
 太平洋路線へのLCC展開「検討の余地あり」
 NDC普及促進などで旅行会社との連携強化へ
 サービス拡充へ240億ドルを投資
 世界のエアラインに先駆け「ライブTV」導入

 

※写真=ラウンドテーブルに出席するアメリカン航空の関係者。中央がアリソン・テイラー グローバルセールス担当上席副社長、左がクリス・デグルート 国際セールス担当副社長、右はシェーン・ホッジス アジア太平洋地区副社長