★雇用調整助成金特例措置、来年1月で終了へ

　12〜1月9000円、特例産業・地域の支援必要

　厚生労働省は新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年3月から始まった雇用調整助成金の特例措置を2023年1月末で終了する調整に入った。コロナ特例の上限支給額を1万5000円から10〜11月に1万2000円、12月〜来年1月に9000円、2月以降は8355円の通常に戻す方向性が示された。
　厚生労働大臣の諮問機関である労働政策審議会は、10月24日に職業安定分科会を開催し、雇用調整助成金の支給要件を緩和し、支給限度額を引き上げた特例措置を来年1月末で終了するとともに、人材育成のためのリスキング（学び直し）に移行し、成長分野に対応することなどを議論した。