★JNTO、訪日需要回復へ攻勢強める

　消費額上積み念頭にプロモ積極展開

　日本政府観光局（JNTO）は10月26日に定例のプレスブリーフィングを開催し、今月11日からの水際対策の大幅な緩和を受け、訪日観光の本格的な回復に向けた今後の取り組みについて説明した。コロナ禍で実施を制限していた招請事業や共同広告などを再開し、日本への観光再開を積極的にアピールしていく。さらに、コロナ前から課題となっていた外国人旅行消費額の上積みに向けて富裕層市場の取り込みや長期滞在を促す施策を矢継ぎ早に取り組んでいく方針だ。世界の旅行市場が再び動き出す中で、各国が旅行者の受け入れ拡大に向けてさまざまな施策に打って出る中でJNTOも日本への誘客に向けたプロモーションを機動的に実施していき、国際観光客受け入れに対する遅れを一気に取り戻していきたい考えだ。

　水際緩和を海外市場へ即座に発信
　国際観光客受け入れの遅れ取り戻す