楽天、兵庫県豊岡市と観光分野で包括連携協定

体験型プログラム創出や地域経済活性化策展開

　楽天は兵庫県豊岡市と訪日観光客向けの需要創出や地域経済活性化を目的とした包括連携協定を締結した。外国人旅行者向けの体験型プログラムの創出や滞在時間の延長につながる事例構築に向けて地元のDMOとともに観光領域における協業を進め、2020年に同市への外国人延べ宿泊客数10万人実現を目指す。また、市内事業者のキャッシュレス決済の利用促進やIT利活用の促進、特産品の販路拡大など経済活性化に向けた活動も推進していく。
　豊岡市は「小さな世界都市」をキャッチフレーズに掲げ、人口は小規模ながらも世界の人々から尊敬・尊重される街づくりの実現を目指している。そうした中で、外国人訪問客の豊岡市への誘致促進を図るため、楽天と連携して取り組みを推進していくことにしたもの。
　包括連携協定の内容は「外国人観光客への体験型アクティビティに関する事項」「人材交流の推進に関する事項」「市内事業者のキャッシュレス決済の利用促進に関する事項」「国内外に向けた産品の販路拡大に関する事項」など8項目を用意した。