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2018.10.15

WING

DBJ・みずほ、福岡空港会社に1700億円の協調融資

 日本政策投資銀行(DBJ)とみずほ銀行は10月12日、福岡空港会社に対して、総額約1700億円のシンジケートローン(協調融資)を組成したことを発表した。両行が主幹事となって、西日本シティ銀行及び福岡銀行をリードアレンジャーとした。
 DBJらによれば、このシンジケートローンには、合計12の金融機関が参加し、DBJがファシリティエージェントを、みずほ銀行がセキュ リティエージェントを務めるという。
 福岡国際空港会社は、福岡エアポートホールディングスを代表企業として、西日本鉄道、三菱商事、チャンギ・エアポート・インターナショナル、そして九州電力で構成するコンソーシアム「福岡エアポートHDグループ」が出資。今年7月2日に設立した。国土交通省との間で8月1日付で締結した実施契約に基づき、福岡空港の運営事業を担う。
 周知の通り福岡空港は九州の空の玄関口として旺盛な需要に沸いており、2024年度には国による滑走路増設予定されているなど、注目度が高い。コンセッション方式の民営事業により、上下一体的・機動的な経営が期待されているところ。