エアバス、将来機配電システムで超電導適用を検討

　25年末に超電導低温パワートレインを実験室環境で試験

　エアバスは12月1日（ミュンヘン現地時間）、完全子会社のエアバス・アップネクスト（Airbus UpNext）が、欧州原子核研究機構（CERN）と共同で、超電導が将来航空機システムの脱炭素化にどのように貢献できるかを評価するプロジェクトを開始することを発表した。
　この共同プロジェクトでは、「SCALE」（Super-Conductor for Aviation with Low Emissions）という実証実験を展開する。航空機の配電システムにおいて超電導技術の適応と採用を促進することを目的とする。