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2022.12.08

ウイングトラベル

★IATA、2023年は航空業界の黒字転換を予想

 19年以来の黒字、今年は69億ドル損失で着地

 

 国際航空運送協会(IATA)は12月6日(ジュネーブ現地時間)、2023年の世界の航空会社は47億ドルの純利益を確保するとの予想を明らかにした。純利益率は0.6%。新型コロナパンデミックの影響で生じる損失を削減するべく、業界全体でコスト削減に向けた取り組みが加速したことが寄与する。

 IATAによれば、航空業界が純利益を確保するのは2019年以来のことで、2019年は純利益264億ドル、純利益率3.1%となっていた。  その一方、今年(2022年)の純損益は69億ドルの損失で着地する見通し。今年6月にIATAが発表していた97億ドルの損失予想と比較すると、大きく改善する見通しだ。ちなみに、新型コロナ禍の2021年は純損失420億ドル、2020年が純損失1377億ドルだったことから、業界の回復が大きく進んできたことが分かる。

※写真=IATAは航空業界について、来年は47億ドルの純利益を確保する見通しを示した