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防衛省、次期装輪装甲車パトリアのAMVに決定
調達には国内企業によるライセンス国産追及
防衛省は12月9日、2023(令和5)年度予算で要求している陸上自衛隊の次期装輪装甲車(人員輸送型)について、その車種をフィンランドのパトリア(Patria)社製のAMVに決定したことを発表した。パトリアは防衛・航空宇宙、安全保障分野で100年以上の歴史と経験を有する老舗メーカーだ。
選定では三菱重工業が試作した機動装甲車と競っていたが、基本性能と経費の面でAMVに軍配が上がった。2車種とも必須要求事項をクリアした上で、第2段階として基本性能、後方支援・生産基盤、経費について採点を行った結果、得点数がAMVの方が高かった。今後防衛省ではAMVの取得を行っていくことになるが、2023年度概算要求では、29両を約232億円で要求している。予定通り進めば、部隊配備は2026年度になると見られる。
※写真=防衛省がこのほど選定したパトリア社のAMV(提供:パトリア)
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