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2022.12.13

WING

宇宙往還機の大分空港活用枠組みにJAL参画

 大分県・兼松・シエラスペースと連携

 シエラ・スペースが開発を進める宇宙往還機「Dream Chaser」(ドリームチェイサー)を、大分空港を拠点に活用することを目指す大分県、兼松、そしてシエラ・スペースのパートナーシップの枠組みに、12月12日に新たに日本航空(JAL)が参画した。
 この枠組みではすでに、ドリームチェイサーが就航した場合の安全性・環境面での予備検証、さらには経済波及効果など、具体的な検討を開始しているところ。そこ航空事業の豊富な知見・ノウハウを有するJALが合流することで、就航実現に向けて更なる検討の深堀り・加速を図っていくことになる。
 JALデジタルイノベーション本部の野田靖本部長(執行役員)は「JALグループとしても、航空運送事業で培ってきた知見やノウハウをフルに活用し、この夢のあるプロジェクトに貢献することができれば、大変嬉しく思う」とコメント。その上で、「将来的には宇宙旅行に繋がるようなパートナーシップへの発展を期待して、JALグループとしても、宇宙が有する大きな可能性を信じ、これからも宇宙事業に果敢にチャレンジしていく」と話した。