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2022.12.14

WING

超音速機開発のブーム、新エンジン「Symphony」開発

 推力3万5000lb、パッシブ冷却高圧タービン採用など

 超音速旅客機開発を進めるブーム・スーパーソニック(Boom)は12月13日(現地時間)、超音速旅客機「Overture」 向けに設計および最適化した新しい推進システム「Symphony」(シンフォニー)を発表した。
 この「シンフォニー」の離陸時推力は3万5000ポンド。100%持続可能な航空燃料(SAF)に対応するほか、静音設計のシングルステージファン、パッシブ冷却高圧タービンを採用。さらには軽量化や部品点数の削減、組み立てコストの削減のために3Dプリンターによる積層造形を活用する。認証は米連邦航空局(FAA)および欧州航空安全庁(EASA)のPart 33 要件に準拠するように開発する。