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工作機械刃物部へ切粉巻付検知をAIで
金沢工大・オーエム製作所が共同研究スタート
金沢工業大学とオーエム製作所の研究チームが、工作機械の刃物部分への切粉巻き付き検知の精度をAI技術で向上する共同研究をスタートした。切削加工時に生じる切粉は加工不良や工作機械の故障に繋がることが明らかになっているが、従来の技術では検知できなかった小さな切粉も検出することで、加工精度の向上を期待することができる。
両者によれば、刃物部分への切粉の絡みつきが加工不良の原因となっていて、切粉の大きさや絡みつき方は、加工対象となる材料の種類や加工条件によっても大きく変化するという。このため、切粉の検出技術には、大きな関心が集まっているとのことだ。
※写真=刃物に絡みついた切り粉(提供:金沢大学・オーエム製作所)
※写真=AIで検出した切り粉。切り粉の可能性が高い箇所に色付け処理。赤い所が最も確率が高い(提供:金沢大学・オーエム製作所)