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ベピ・コロンボ水星探査機がロケットに搭載完了
JAXAの「みお」も結合、10月19日打上げへ
アリアンスペースは10月13日、欧州と日本共同の水星探査ミッション「ベピ・コロンボ」の探査機が組み上がり、アリアン5ロケットの先端に組み付けられたと発表した。打上げは19日10時45分(仏領ギアナ現地時間)に行われる予定。
「ベピ・コロンボ」は日本のJAXAが開発したMMO(水星磁気圏観測軌道機)「みお」と欧州宇宙機関(ESA)が開発したMPO(水星惑星探査軌道機)の2機の探査機とこれらを水星まで送り届ける母船となり、太陽電池パドルと推進装置を装備したMTM(水星輸送モジュール)それにサン・シールド兼接続構造(MOSIF)の4モジュールを一体化して打上げられる。打上げ27分後に地球脱出軌道でアリアン5から切り離され、2025年の水星近傍到着後に、2機の軌道機が切り離され、水星軌道上を約1年間周回して水星の磁気、地殻構造などの探査データを収集する。
※画像=宇宙空間を飛行するベピ・コロンボ探査機(提供:アリアンスペース)