ウイングトラベル
関空国際旅客便、LCC利用率39%に高まる
国内は過半数、夏期国際線1219便と過去最高
関西エアポートは記者会見し、国際旅客便に占めるLCC便数は前年夏期比41便増の週472便となり、国際旅客便のLCC便が38.7%にまで高まった。また、既に国内旅客便に占めるLCC便数は同9便増の1日36便となり、全体の5割以上がLCC便数となっている。
関西国際空港の2018年夏期スケジュール(3月25日〜10月27日)の概要を説明した。それによると、今夏期国際旅客便は、前年同期比で週62便増、17年冬期比で週10便増の週1219便と過去最高となった。
中長距離路線では、エールフランス航空(AFR)のパリ線が2015年夏期スケジュール以来3年ぶりに週7便のデイリー運航。また、日本航空(JAL)のホノルル線が4月27日より週7便から週14便に増便となり、ホノルル線全体で前年夏期比11便増の週36便と大幅増になった。さらに、昨年12月に運航を開始したカンタス航空(QFA)のシドニー線が、通年運航便として今期も引き続き週3便運航する。
東南アジア方面では、ジェットスター・アジア航空が、日本との旅客定期便として初のフィリピンのクラーク線を週3便で新規就航。スクートの高雄経由シンガポール線も週1便増便し、東南アジア方面全体では前年夏期比19便増の週156便となる。
国内旅客便は、ピーチ・アビエーションの関西−新潟線が3月1日から運航開始、8月からは関西−釧路線も開設される。関西−新潟線は約18年ぶりの就航、関西−釧路線は2009年以来9年ぶりの運航となる。