ウイングトラベル
★海外旅行回復へコロナ2類から5類見直しを
JATA高橋会長、年度内に機運醸成キャンペーン
日本旅行業協会(JATA)の高橋広行会長は1月10日に新春会見し、海外旅行需要の回復が遅れている根本的な原因について、海外旅行することへの萎縮したマインドセットを挙げ、「これを解きほぐすことが最大のポイント」と指摘、新型コロナウイルスを2類から5類相当に見直すことを政府に強く要望し、JATAはその見直しのタイミングを見て、3月までの年度内に海外旅行全体の機運醸成キャンペーンを実施することを明らかにした。
高橋会長は昨年を振り返り、「前半は五里霧中、後半は一陽来復」と表現。前半は国内旅行は戻り始めたが、海外旅行、訪日旅行は厳しい状況が続いたものの、10月の水際対策の制限緩和、全国旅行支援の再開で、訪日旅行、国内旅行が回復してきたことで、明るい陽光が見えてきた。ただ、「マーケットに多少明るさが出てきたとはいえ、主要旅行会社の旅行取扱額では、2019年比5割程度にとどまっており、依然として厳しい経営環境が続いている」と強調した。
※写真=新春記者会見する高橋会長
韓国・台湾・ハワイ・ASEANで国際交流拡大
「海外旅行復活なくして旅行業界の復活ない」