記事検索はこちらで→
2023.01.13

WING

移転予定の在沖海兵隊一部残留、部隊最適化へ

 砲兵部隊が機動的な海兵沿岸連隊へ移行

 在日米軍は、日本での態勢を最適化するために現行の米軍再編計画を再調整して、グアム移転を予定していた沖縄の海兵隊の一部を残留させる。残留する部隊の一部を2025年までに改編させて、より多面的で強靭かつ機動的な態勢とする。さらに神奈川県の横浜ノース・ドックでは今年春ごろにも米陸軍が小型揚陸艇部隊を新編して、海上機動力を強化する。
 沖縄では再編計画に則り、人員規模などを維持する。横浜でも船舶数などは増加させない。この取組みは、抜本的に強化していく自衛隊の能力・態勢と併せて行うもので、日米同盟の抑止力・対処力を大きく向上させるという。島しょからなる南西地域の防衛のためにも、機動力が重要な領域横断作戦の実現が不可欠だ。