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2023.01.17

WING

岩谷技研、来年度末にも2人乗り気球で宇宙遊覧

 成層圏に1時間で宇宙を感じる、6人乗り気球も開発へ

 高高度気球を使った有人宇宙遊覧旅行サービスの提供を目指す北海道札幌市の宇宙ベンチャーである岩谷技研は、2023年度中にも2人乗りのガス気球キャビンを使ってサービス開始に踏み切る。パイロットが1名搭乗するため、搭乗可能な旅客は1名のみだが、高度25㎞の成層圏で、約1時間のフライトを楽しむことができるサービスを提供することを目指す。その後3~4年後を目途に、6人乗り(パイロット1名+旅客5名)のキャビンを搭載した気球によるサービスも開始する計画で、その際には国内市場は留まらず、海外市場に進出することも検討している。
 旅行代理店大手のエイチ・アイ・エス(HIS)が、米国宇宙ベンチャーであるスペースパースペクティブが開発した気球型宇宙船「Spaceship Neptune」(スペースシップ・ネプチューン)のサービス販売を開始することが注目されているものの、日本の宇宙ベンチャーだって決して負けてはいない―――。