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IHI、埼玉・鶴ヶ島にエンジン整備工場
19年内に稼動、IoT・AI駆使した新工場に
IHIは埼玉県鶴ヶ島市に、民間航空エンジンの新たな整備工場を建設することを正式に発表した。これまで埼玉県などと協議を進めてきたが、県との間で土地売買契約を締結した。IHIでは2019年内の新工場稼動を目指す方針だ。新工場の敷地面積は13万6100平方メートル。延床面積は約3万5000平方メートルあって、IHIは2021年3月までに約245億円を投じる計画だ。
新工場は埼玉県農業大学校の跡地を利用する。埼玉県の公募にはIHIともう一社が提案しており、今年7月にIHIが優先交渉事業者として選定されていた。
IHIは航空エンジンの高度なものづくりシステムにIoT・AIなどの新技術を導入したスマートファクトリーとすることを目指すと共に、瑞穂工場との事業運営の相乗効果によって世界最高水準の効率的な生産体制を構築。これにより、一貫した航空エンジンサービスを提供することを目指す。
近接の高速道路を通じた空港への優れた交通アクセスも生かすことで、国内外の様々な航空会社に対してより短い工期で高品質なエンジンサービスを提供していく方針だ。
※画像=新整備工場のイメージ(提供:IHI)
※画像=新工場はスマートファクトリー化することを目指す(提供:IHI)