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NAA田村社長、22年の旅客水準「86~87年並」
水際緩和で回復も国際3割弱、国内堅調に回復
成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は1月26日の定例会見で、2022年暦年(1~12月)で成田空港を利用した人が約1542万人と前年よりも1000万人以上増えて大幅に回復したものの、これまでと比較すると「1986年から87年の規模に過ぎない」と説明。さらに国際線旅客は約903万人に達したが、国際線しかなかった時期を踏まえれば、同規模の年代となるのが「1981年から82年」の開港直後の規模になるとし、段階的な水際対策緩和によって国際旅客が急速に回復したが、依然低い水準に留まっていることを示した。
2022年暦年の航空旅客数は前年比194%増の1541万5924人となったが、コロナ禍前の2019年比では65%減となった。そのうち国際線旅客は377%増の903万4305人で19年比では75%になり、国内線旅客は90%増の638万1619人で19年比17%減となった。
※この記事の概要
12月は外国人が6割まで回復、日本人と乖離
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