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2023.02.01

ウイングトラベル

★訪日外国人クレジット消費、大阪回復遅れる

 12月決済額、関東・中部・東北コロナ前上回る

 三井住友カードと日本総合研究所は、三井住友カードが保有するキャッシュレスデータを基に、訪日外国人の消費動向について分析した。それによると、クレジット決済額は昨年10月11日から始まった水際対策の緩和以降、関東、中部、東北などではコロナ前を上回る水準まで戻っているが、訪日中国人観光客への依存度が高かった近畿、とくに大阪の回復が遅れていることが分かった。

 全国のインバウンド決済額の半分以上を占める関東は、2022年12月にはコロナ前の19年12月と比べて3.2%増だったが、東北は72.7%増、中部は28.7%増と地方の決済額が拡大した。一方で、近畿は25.3%減と対象的な落ち込みを見せた。

※表・グラフ=地域別インバウンド決済額と大阪府のインバウンド決済額(出典:三井住友カード・日本総研「訪日外国人のクレジットカード消費動向レポート」