★新たな観光立国推進基本計画、質の向上を強調

　和田観光庁長官「地域への好循環意識し策定」

　観光庁の和田浩一長官は2月17日に開催した業界紙会見で、先日行われた交通政策審議会観光分科会で素案を示した2025年度までの新たな観光立国推進基本計画に盛り込む目標値について「質の向上を強調すること。そして持続可能な観光地域づくり戦略が最も上位の概念となるという点を意識して素案を示した」と説明した。そうした中で来月末の最終とりまとめに向けて「持続可能な観光に取り組む地域への取り組みについて旅行者の来訪が地域経済や環境・文化保全に好循環を生み出す点に留意しながら、計画の中身を詰めていく」という考えを示した。

　持続可能な観光地域全国100カ所目指す
　観光立国復活と日本の観光発展に必要