ウイングトラベル
★日本人のパスポート保有率、17%へさらに低下
外務省「旅券統計」、2年連続で20%割り込む
日本人のパスポート保有率がさらに低下し、2022年末時点で17.0%まで下がったことが本紙調べでわかった。外務省がまとめた2022年(1〜12月)の「旅券統計」によると、2022年の国内の一般旅券発行数は前年比137.1%増の121万8692冊となり、3年ぶりに増加に転じたものの、コロナ前の2019年比では72.1%減にとどまり、旅券発行数が有効期限切れで失効した旅券数を上回ることができなかった。その結果、2022年末時点の国内在住日本人の有効旅券数は、前年比11.4%減、コロナ前の19年比で29.1%減の2091万5143冊となり、3年連続で減少。本紙集計によると、日本人のパスポート保有率は前年比2.1ポイント減、19年比6.7ポイント減の17.0%までさらに低下し、コロナ禍の3年間におよぶ鎖国政策で国民の約6人に1人しかパスポートを持っていない状況となった。【分析:印南有理】
国内在住日本人の6人に1人しか旅券持たず
有効なパスポート持つ日本人は約2000万人