★日本アセアンセンター、若年層観光促進に注力

　持続可能な観光素材の磨き上げへ情報共有

　日本アセアンセンターは新型コロナウイルスの影響による日本とASEAN諸国との移動制限が緩和されてきたことを受け、今年は観光交流のさらなる促進に向けた活動を一段と強化していく。本紙との取材に応じた同センターの神田瑞穂観光交流チーム事業部長代理（観光交流担当）は「コロナ禍で実施した旅行意識調査などの結果を踏まえて、若年層の渡航促進につながる活動に力を入れる。さらにコロナ禍を経て注目されている持続可能な観光に関して日本とASEAN諸国の観光関係者による情報交換の場などを用意していき、観光素材の磨き上げにつながる活動にも取り組んでいく」方針を明らかにした。さらに今年は日本とASEANの友好協力50周年という節目の年であることから、さまざまな切り口でASEAN諸国の魅力を訴求していくほか、コロナ禍で開催を見送っていた旅行会社や学校関係者向けの教育旅行セミナーの再開も検討していきたい考えだ。

　コロナ禍の中、さまざまな調査活動実施
　観光への関心維持するための施策も