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2018.10.24

WING

三菱電機、金属三次元造形を高精度化する新技術発表

点造形技術で航空機部品などにニアネットシェイプ化

 三菱電機はこのほど、金属三次元造形装置(3Dプリンター)において造形後の仕上げ加工が少なくて済むニアネットシャイプ、肉盛補修など航空部品等の製造で生産性を向上させる新しい技術である点造形技術を開発したと発表した。2020年度の製品化を目指している。
 同社ではレーザー技術、数値制御技術やCAM(コンピュータ支援製造)を連携させて高精度な造形を実現する点造形技術を開発している。レーザーワイヤーDED(指向性エネルギー堆積法)は高速造形が可能だが、従来の連続造形では造形後に切削仕上げが必要な精度である。ワイヤー素材から粉末素材に変える方法も開発されつつあるが、三菱電機では造形の高速性を活かしたワイヤー造形の改良を目指した。