WING
バニラ社長、ピーチの井上CEOが兼任
ピーチ・バニラ統合向け役員体制刷新
バニラエアの代表取締役社長に、ピーチ・アビエーションの井上真一CEOが就任することが内定した。バニラエアと親会社のANAホールディングスが10月23日に発表した。両社によれば、11月2日に開催するANAホールディングスの臨時株主総会および取締役会を経て、正式決定する。バニラエアとピーチ・アビエーションは、2019年度中に統合することを計画しており、今回の人事は統合に向けたステップとなる。なお、バニラエアの新任の取締役副社長は、ピーチ・アビエーションの森健明副社長が兼任。これまでバニラエアを率いてきた、五島勝也社長と田中龍郎会長は退任する予定だ。
ANAホールディングスによると、今回の人事を発令後、2018年度中を目処に保有するバニラエアの全株式をピーチ・アビエーションに売却する予定だ。さらに機材移管に関する改修も進めていく方針だ。
統合後のピーチ・アビエーションでは、これまでに築いてきたピーチとバニラの路線ネットワークおよびブランドの強みを融合することで競争力を高めていき、新たな国内需要の開拓や訪日需要の獲得を推し進めていく。これにより2020年以降、ピーチ・アビエーションは国内・国際線合わせて50路線以上の規模で日本とアジアをつなぐ路線ネットワークの更なる拡充を図り、中距離LCC領域に進出し、アジアを代表するリーディングLCCを目指していく方針だ。
〔11月2日以降の役員体制〕
▼代表取締役社長=井上慎一(ピーチ・アビエーション代表取締役CEO)※新任
▼取締役副社長=森健明(ピーチ・アビエーション取締役副社長)※新任
▼常務取締役オペレーション本部長兼インフライトサービス部長=猪木康正(留任)
▼取締役運航部長=木村敏也(留任、ピーチ・アビエーション運航本部副本部長)
▼取締役整備部長=高橋正尚(留任)
▼取締役総務部長=竹内健(留任)
▼取締役=峯口秀喜(留任、ANAホールディングスグループ経営戦略室経営企画部部長)
▼取締役=石田洋平(留任、全日空執行役員、ANA成田エアポートサービス代表取締役社長)
▼監査役=辻岡裕(留任、ANA中部空港監査役)
▼監査役=殿元清司(留任、ANAホールディングス監査役、全日空監査役)
※写真=ピーチの井上CEOがバニラエアの社長に就任する。統合に向けたプロセスを加速する