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2018.10.24

ウイングトラベル

2019年は女性、学生照準のプロモを強化

カリフォルニア観光局、レジャー客のすそ野拡大へ

 カリフォルニア観光局は2019年のプロモーション方針として、これまで展開しているファミリー向けのプロモーションに加え、女性や学生をターゲットとした活動に力を入れていく方針だ。同観光局のマージョリー・デューイ日本代表は本紙との取材に応じ、来年の早い時期に旅行会社の女性スタッフに参加者を限定して、女性目線でカリフォルニア観光の魅力を訴求するイベントを計画中であることを明らかにした。また、来年の夏休みシーズンに向けて、学生を対象とした新企画を検討していく方針を示した。
 カリフォルニア州の日本人訪問客数は2017年に前年比2.0%増の55万9000人となっている。観光局によると今年も同水準の伸びを見せることが見込まれている。
 そうした中で2021年には17年比6.4%増の59万5000人の実現をターゲットとして設定している。そうした中で、訪問客の約56%を占めるレジャー市場のさらなる拡大が不可欠だ。そうしたことから、旅行者層のすそ野拡大に向けた取組を2019年以降展開していく計画だ。

 

■恒例の「クラブ カリフォルニア」を開催
 食テーマにセミナー、アナハイム開催のIPWの紹介も

来年はIPWがカリフォルニア州・アナハイムで開催されている。そうしたことから今回のセミナーではUSトラベルアソシエーションの井上嘉世子日本代表が登壇し、IPWアナハイムに関するプレゼンテーションが行われた。
 IPWは全米各地から1200以上の旅行関連組織が参加する。また、世界70カ国以上から約1300人のバイヤーが出席し、3日間に約10万件以上の商談が実施される。このほか、米国国内外から500人の旅行関連ジャーナリストが参加し、旅行デスティネーションとしての米国を広く知らしめる。
 来年のイベントは2019年6月1日から5日間の日程で開催される。
 バイヤー登録はオンラインで受け付けており、登録料は来年2月28日までの早期割引で825ドルとなっている。

 

※写真=カリフォルニア観光局のマージョリー・デューイ日本代表

 

※写真=来年アナハイムで開催されるIPWについて説明するUSトラベルアソシエーションの井上嘉世子日本代表