ウイングトラベル
ルーベンス展開催で講演会、レセプション
ベルギー・フランダース、アントワープ訪問アピール
駐日ベルギー王国大使館は、ベルギー・フランダース政府観光局とアーツ・フランダース・ジャパン、ベルギー・フランダース政府貿易投資局の協力で、国立西洋美術館で10月16日よりスタートした「ルーベンス展−バロックの誕生」(2019年1月20日まで)に合わせ、同美術館で講演会と特別内覧会、レセプションを開催した。講演会には、同美術館主任研究員の渡辺晋輔氏による展覧会の解説のほか、ルーベンスが活躍したアントワープよりアントワーププランタン・モレトゥス博物館のイリス・コッケルベルク館長によるルーベンスの版画制作に関わる講演も行われた。
「ルーベンス展−バロックの誕生」は、ベルギー・フランダース地域のアントワープを拠点に活躍した17世紀を代表する画家ルーベンスと、彼が滞在したイタリアとの関係に焦点を当てた展覧会。ルーベンスについて、渡辺氏は「教養人として外交の仕事にも携わった。18世紀や19世紀にも大きな影響を与え、美術指摘にも影響力の大きい画家だ」と強調。展覧会では、同美術館の所蔵も含む全43点のルーベンス作品のほか、関連する作品も展示。ルーベンスは、1600年から1608年にかけてイタリアを訪れており、古代の美術や当時のイタリアの美術をアレンジしながら独自の新しい美術を築き上げ、イタリア美術においても大きな影響を与えた。
※写真=左からアントワーププランタン・モレトゥス博物館コッケンルベルク館長、駐日ベルギー大使館スレーワーゲン大使、ベルギー・フランダース政府観光局須藤日本地区局長