★KNT-CTの小山次期社長、事業構造改革を継続

　地域共創事業強化、グローバル戦略の再構築を

　KNT-CTホールディングスの次期社長に内定した小山佳延代表取締役専務は3月27日に都内で記者会見し、今後も事業構造改革を継続すると明言した上で、「旅行業の回復がなかなか進まない中で、さらなる改革により利益創出基盤を一層強化しようと、事業構造改革2.0に現在取り組んでいる」として、今年4月以降にもう一段の事業構造改革を進める方針を示した。また、今後の事業の方向性として、国内ならびにインバンドでは『地域共創事業』と着型ビジネスを強化。海外旅行ではグローバル戦略の再構築に取り組む方針を掲げた。小山次期社長は、「コロナ禍で海外拠点も大幅に縮小したが、日本人の海外旅行を手配するための拠点という考え方をまずは無くす。グローバルでどのようにビジネスを行っていくかは、団体旅行と個人旅行では全く違う。そこは2023年度の大きな課題」として、グローバルビジネスの再構築に取り組む考えを表明した。

※写真＝KNT-CTホールディングス次期社長の小山佳延氏（左）と、近鉄グループホールディングス次期社長かつKNT-CTホールディングス取締役会長に内定した米田昭正氏（右）が固い握手を交わした