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2018.10.26

WING

成田18年冬ダイヤ、冬季最高の週4741回発着

都市数は133都市で冬最高、韓国・台湾方面が増加

 成田国際空港会社(NAA)は、今年10月28日から来年3月30日までの2018年冬ダイヤについてまとめ、期初の週間発着数が冬季最高だった前年同期よりも5回増の4741回となることが分かった。国際線は、貨物便で一部減便となったが、旅客便では韓国や台湾方面への新規・増便によって前年同期より15回増の3755回となる。それによって、就航都市数は133都市136路線(海外112都市、国内21都市)で、乗入航空会社が99社に。これは、都市数が昨年冬より6都市増え冬ダイヤ最高に。航空会社の乗入れも2社増え、ダイヤ期初として最高となった。ちなみに、18年夏ダイヤ期初と比較すると、週間発着数が56便減、国際線発着数が32便減となり、就航都市が同数、乗入航空会社が2社増となる。
 18年冬ダイヤの主な増加要因は、LCCを主とした新規・増便によるもの。チェジュ航空では、周14便で大邱線へ新規就航したほか、ソウル線を週2便増の週52便で運航する。エアソウル、ティーウェイ航空では、それぞれソウル線を倍増の週14便増として、両航空会社とも週28便となって、韓国方面の路線が大幅に増強した。また、東南アジア方面も大幅に増え、ノックスクートでは週14便増でドンムアン線へ新規に就航した。スクートは、シンガポール線を週10便増やして週38便で運航する。そのほか、春秋航空では天津線を週8便増とし、週14便で運航する。LCCだけでなく、レガシーキャリアによる新規就航も貢献し、エアージャパンではホノルル線へ周14便で新規就航した。マンダリン航空では周14便で台中線へ新規就航。フィリピン航空ではセブ線を4便増、マニラ線を4便増として、17年冬ダイヤを上回る増加要因となった。