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2023.04.04

WING

JALグループ入社式、約4年ぶり約2000人入社

 赤坂社長「会社を、社会を、未来を変えて」

 日本航空(JAL)は4月3日、羽田空港の格納庫でグループの2023年度入社式を行った。これまでコロナ禍によって本格的な採用を行うことができなかったが、この度4年ぶりにグループ37社が一堂に会し、総勢1985人の新入社員を祝った。赤坂祐二社長は式後の会見で新たに迎えた社員へ「会社を変えてほしい、社会を変えてほしい、未来を変えてほしい。それを自分たちでやるという気概を持ってほしい」と期待を込めて話した。
 これまで猛威を振るった新型コロナウイルスは収束に近付き、ポストコロナを迎えた航空業界では人手不足の問題を乗り越えて、今後必至な航空需要増加に対応しなければならない。2000人近い新たな働き手を獲得したことで赤坂社長は「率直にうれしい」と目を細めた。しかしコロナ禍の中で採用を見合わせた時期もあり、今年度入社ではすでに別会社に就職していたが、JALの採用再開を知って転職を決意した人もいる。そのため「せっかくJALを志望されたのに申し訳ない思い」だとしつつ、加えて「まだチャンスはいくらでもある」と積極採用に意欲を示し、まずは2030年の政府目標である訪日外国人年間6000万人達成に備える。

※写真3=全新入社員と赤坂社長の折り紙飛行機がテイクオフ!